日本ラテンアメリカ学術会議 2018 実施報告

2018年9月に 『日本ラテンアメリカ学術会議 2018』を開催しました。2013年にサンチアゴとサンパウロで行われた東大フォーラムを起源とするこの会議は、ラテンアメリカの諸大学との貴重な学術交流の機会です。今回は、『第3回チリ・日本学術フォーラム』、『第1回メキシコ・日本学術フォーラム』、『第1回ブラジル・日本学術フォーラム』という、3か国を対象とした各フォーラムを合同で開催する形をとりました。東京大学主催の今回のイベントは、東京セッション(9月21日〜24日)、日光セッション(9月25日〜28日)、裏磐梯セッション(9月29日~30日)の3部構成で実施されました。

実施報告については以下のページもご参照ください。


東京セッション
https://drive.google.com/file/d/1pD9KVyMdl9iYuWEoHqRvKZ1ItnWOM0gB/view

2018年9月21日
参加学生オリエンテーションセッション
場所:東京大学駒場キャンパス18号館




2018年9月22日、23日
国際ワークショップ “The Pacific Rim from Global Historical Perspectives, 1492‒2018”
場所:東京大学本郷キャンパス東洋文化研究所
実施報告についてはこちら



2018年9月24日
AMEXCID-COLMEX-UTokyo メキシコ講座
場所:東京大学本郷キャンパス社会科学研究所

東京セッションの一部として、AMEXCID-COLMEX-UTOKYO「メキシコ講座」が開催されました。これは、研究者間・大学間の研究交流を支え、学術交流の活性化を図る目的で設置された講座です。メキシコに関するテーマの学術会議を東京大学にて実施するために、COLMEXの研究者を東京大学に派遣し、その費用をメキシコ開発庁(AMEXCID)が支援する仕組みになっています。第1回メキシコ講座は2018年9月24日に社会科学研究所にて開催され、COLMEX経済学研究センターのAngel Calderón Madrid教授が講座担当者となり、"Exclusion or exit? Causes and consequences of informality in Mexico”というテーマで講演を行いました。



日光セッション
https://drive.google.com/file/d/12GGTtr7X0YMm8PvGj-KRpYQv3NNr2DD9/view

日本、メキシコ、チリ、ブラジルの文理諸学術分野の研究者が一堂に会した開会式が行われた日光東照宮客殿は、参加者で一杯になりました。Gustavo Ayaresチリ共和国大使館大使、Emmanuel Trinidadメキシコ合衆国大使館文化担当参事官、ブラジル連邦共和国大使館科学 技術部部長、Ennio Vivaldiチリ大学(UChile)学長、Ignacio Sánchezチリカトリカ大学(PUC)学長、Silvia Giorguliエル・コレヒオ・デ・メヒコ(COLMEX)学長、 Sylvio Canutoサンパウロ大学(USP)副学長、Andrés Mansillaマゼラン大学副学長、 林文部科学省国際戦略分析官、羽田理事・副学長、武田理学系研究科長が開会式や閉会式で挨拶をされました。

2018年9月25日
開会式
場所:日光東照宮客殿



日光東照宮ツアー


ウェルカムレセプション
場所:日光千姫物語ホテル




2018年9月25日〜28日
ワークショップセッション
場所:日光千姫物語ホテル


人文社会科学分野の参加者総数は66名に達しました。その内訳は、本学から教員16名、大学院生14名、チリ・カトリカ大学から教員6名、大学院生1名、チリ大学から教員1名、COLMEXから教員7名、大学院生3名、UNAMから教員3名、大学院生1名でした。



2018年9月26日
日光・華厳の滝・中禅寺湖・奥日光ツアー




2018年9月28日
閉会式
場所:日光千姫物語ホテル






裏磐梯セッション

裏磐梯セッション(2018年9月29日~30日)では、ワークショップ「ポスト新自由主義時代の民主主義の行方」を開催しました。メキシコの社会運動研究者であるJorge Cadena-Roa教授(UNAM)と、ペルーの社会運動研究者であるMoises Arce教授(University of Missouri)を迎え、他にCOMEXやCentro de Investigación y Docencia Económicaの大学院生たちと、本学の教員や大学院生を交えて積極的な交流が行われました。詳細はこちら

2018年9月29日、30日
大学院生博士論文ワークショップセッション





参加学生(JASSO奨学金受給者)によるレポート